【映画「セブン」レビュー】仕事には中毒性があって、おぼれるのは危険だと言うことに気づかさせてくれる、2人の男の生き様を見せてくれる物語

映画セブンを見た。なんとなく見た。 
 
Amazonプライムで無料だった。 
 
最近、映画を見るのが流行ってる。 
 
名作というものもほとんど見たことが無いし、見たものも内容を忘れている。 
  
 
セブンもブラピが出ているという情報くらいしかなかった。 
 
でも、映画を知らない僕でも知っているくらいだから、名作なんだろうって思って見ることにしたら、これがおもしろかった! 
 
 
レビューを見ると、悪い評価も目立つけど、僕はそういった人とは見る視点が違った。  
ブラピとその奥さん、モーガンの生き様を見せてくれる映画だった。 
 
 
新しく配属されたブラピと定年前のモーガン。 
 
この対比もおもしろい。  
 
 
奥さんはブラピが忙しすぎて寂しくて、それを伝えたいくらいなんだけど、スネないで投げ出さないでグッとこらえて生きている。いい奥さんだとは思ったけど、つらそうだった。 
 
それでも、男は働きつづける。 
 
よく分からない犯人を命がけで追っている。 
 
 
この映画は、犯人がなぜこんな殺人をしているのか? 
 
謎を解いてどうやって捕まえるのかがテーマの様だし、それを予想しながら見えていくのかもしれないけど、そんなことより、僕はなんでこんなに仕事に取りつかれて、家族との時間を作らないで、命をかけて仕事をしているのかってことを考えていた。 
 
僕にもそういったところはあったりもする。 
 
 
なんで、そんなに仕事が大事になってしまうだろう? 
 
こんなにやらなくてもいいだろうとか思いながら寝る時間も削って夢中になってしまう。 
 
仕事って中毒性があるのかもしれませんね。 
 
つらいことを超えて結果が出た時の快感は男を虜にしている。 
 
マラソンもそうだけど、別にわざわざ大変な思いをする必要はない。 
  
筋トレもそうだな。別にそんなに筋肉は必要ない。 
  
 
それでも、息を切らして、プライベートの時間を使って体を鍛えて、ムキムキになっていく自分に達成感ができていく。  
 
その時の快感は中毒性があるんだろう。きっと。 
 
 
そういった仕事につけたってことはしあわせなことかもしれない。定年を前にしても事件を投げだすことができず、それができた方が楽なことを知りながらも、それができないというのは、よく分かる心理でもある。 
 
僕も仕事はほどほどにしていきたい気持ちもあるけど、仕事の快楽も知ってはいるので、ついついやりすぎてしまう時もあるだろう。 
 
 
決して、映画セブンの登場人物がしあわせとは言えないので、ちゃんとバランスを取らないとあまりいい未来はないとも思う。仕事には中毒性がある。それにおぼれて、他のすべてを失うのも男の生き様でかっこよくはあるけど、そうではない生き様だってあるし、僕はもっとゆるく生きていきたい。もちろん仕事はちゃんとやり切るけど、いい感じのところで落ち着けるはずなんです。
  
 
映画「セブン」は犯人は意味不明すぎてよく分からなかったけど、登場人物の生き様からいろんなことを考えさせられました。