自転車を漕いでいると車椅子を押す外人さんがいました。
介護のアルバイトをしていたんだと思います。
僕も大学生の頃にやっていたことがあります。
もう20年前くらいのことです。
その時のことを書いてみます。
介護の夜勤アルバイトはきついけど稼げる
障害者の方の介護をしていました
僕が介護をしていたのは、障害者の方でした。
人工呼吸器をつけていて、車椅子がないと移動できない方です。
家につくとベッドに移動します。
全身がほとんど動かないけど、手先はちょっとだけ動くので、それでパソコンやリモコンを動かしていました。
テレビを見たりしていました。
年齢は、50歳くらいだったと思います。
2人で居酒屋に行った時もあります。お酒などを飲むのは適度なら問題ないです。
下の世話(排泄の世話)が一番つらい
居酒屋で楽しくお酒を飲むのは良いのですが、それによって、トイレが近くなります。
そうすると、僕が下の世話をしないといけません。それが嫌ではありました。
血がつながっていても嫌だろうけど、赤の他人の世話をするのは辛いです。
それでも慣れるものではありましたが、やっぱり嫌なものは嫌です。
そういったことをやるとは知りませんでした。現場で教わることになった時はびっくりしました。
でも、給料はよかったし、その方も感じがよかったのでやることにしました。
なるべくトイレに行かないでほしいとは願っていたものです。
今考えるとものすごく懐かしいのですが、当時はつらかったですね。
もちろん大の世話もしました。
よくやっていたと思います。
夜勤が多かったので、寝ている時に起こされて大の世話をしていました。
深夜に男2人です。
お尻に大便を取るものを当てて出してもらって、そのあとはお尻をふいて、出たものはトイレに捨てていました。
勢いよく出ない時は、お腹をマッサージしたりして出す様にしていました。
僕以外にも介護の人は入っていました。
年上の人ばかりでした。
ということは何年もやっているんだろうし、これからもずっとやっていくんだろうと思って感心したのを覚えています。
夜勤で給料はよかった
確か時給は1500円はいっていたんじゃないかと思います。
他のバイトより高かったです。
そうではなかったらやってません。
介護の仕事って稼げないイメージはあるけど、アルバイトとしてはいいものもあります。
その人ではないけど、障害者施設の宿泊行事に付き添いで行って、1泊2日2万円とかもらえて、打ち上げではおごってもらえるみたいなものもありました。
その仕事は今やっても良いのではないだろうか?ってくらいです。
障害者の介護はやりたがらない人が多いくて、お金を出すしかないのかもしれません。
下の世話以外は楽でした
介護をする人が大嫌いではないのなら、介護のバイトは比較的楽です。
上司の目がありません。これは大きいです。
介護している人に好かれることができれば、いい空気の中で仕事をすることができます。
僕が介護していた人もいい人でした。
大学を卒業するのでその仕事はやめました。今、その人は何をやっているのかは気になります。
下の世話がなければ、またやってみたいです。
あとは、下の世話を嫌ではなくなる方法を編み出せばいいのかもしれません。
スプレーとかぶっかけて固まらせたり臭いのを封じ込めたりするのはダメだろうか?
電車で吐いた人がいた時にスプレーみたいなものをしていたのを思い出しました。
下の世話で嫌な気持ちになるのはしょうがない。でも、それを表に出してしまうと当事者を傷つけてしまう。
だから、その気持ちは引っ込めてがんばるしかない。
ってバイトをしていた時は思っていたけど、そんなことはない。
嫌だと言うことを伝えて、その嫌な気持ちを少なくするためにできることはあるはずだって思います。
だって、その人だって、人の下の世話をするのは嫌なはずです。
高齢化社会で介護をする人も増えると思うので、なにかいいグッズとか開発されているのかもしれません。
それを手にすることができるのなら、いつか介護の仕事をするのもありだな。
最後に。
大学生の頃に障害をもった方の介護のバイトをしていたのは、貴重な体験だったなと今は思えます。
接客業が嫌いだし、上司に偉そうに支持されるの嫌だったので、1対1で働ける介護の仕事を選んでいました。
寝ている時は自由時間だったし、いい面もたくさんありました。
バイトを探している人は選択肢のひとつとして介護のバイトを持っておくのもいいかもしれません。