この前、飲んでいたら隣の人が声が大きくて、とても誇らしげな口調だった。
お金を稼いでいる人っぽくて、一緒にいる男に何やらあれこれ伝授していた。
男2人でそんなに高くない居酒屋で飲んでいた。ほんとうに稼いでいる人はそういった居酒屋に来ないだろうし、もっといいところをごちそうできると思ったから、たぶん稼いでいる風な人だと思う。
稼いでいる風をよそおって、自分を師匠としてあがめてもらい、そういった弟子の人からお金をもらってるんじゃないだろうか。
その場はその師匠がおごっていたけど、そのお金は弟子からもらったお金なのではないだろうか?
居酒屋とかカフェでこういった関係の人に出くわす時はあるのでなかなかおもしろい。
それで、聞こえてきた中に小銭を貯める方法がありました。
どうやら小銭を財布に入れないそうです。
ポケットに入れて、それを家に帰ったら出して、貯めておく場所に置くそうです。
ある程度貯まったら、銀行に入れに行くと言っていました。
弟子にアドバイスしていたのが、使わない銀行口座を作ってそこに入れておけとのことでした。
ある時は1万円以上、ある時は数千円、いろいろあるけど、それを繰り返しているとお金が貯まるそうです。
そういった話にもすごい納得してしまう弟子。師匠といることであれこれと自分が知らないことを知っていけるのが楽しい。
自分の時間はなるべく師匠といることに使いたい。そして、自分もいつか師匠みたいになるんだ!ってことなんだろうな。
でも、師匠みたいになったところで、自分も弟子を作らないと収入源がないし、語ったことを聞いてくれる人もいません。
一番大事なのは自分が言ったことを、うんうん。と聞いてくれる人を作ることだと思う。
でも、師匠はその作り方を教えてはくれません。
だから、その小銭を貯める方法でお金を貯めたとしてもあまり意味はないんじゃないかって、僕は隣で聞いていて思ってしまいました。
小銭を貯めることって無駄遣いが減ったりしていいことそうだけど、そんなちまちま貯めるよりもちゃんと仕事をしてお札を稼いだほうがいいのではないだろうか?そんなちまちま小銭を貯めている人がすごい稼いでいるとは思えませんでした。
億万長者がそんな風に小銭を貯めるのだろうか?そうやって小銭を馬鹿にしているから稼げないんだって言われそうです。
でも、そういったことはたいして重要ではなくて、ただ自分がすごいんだってことをアピールするためのネタにしか思えません。
その2人組はそのあとクラブにでかけていきました。銀座と違ってこのあたりはレベルが落ちると思うけどとか言ってました。それでも行くんだって思いました。
いろいろとおもしろい2人組でした。